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映画で旅する世界遺産 第2回 落下の王国 The Fall ― 2020年05月16日
世界遺産を舞台にした映画、個人的にはこれが決定版だと思っています(^^)/
落下の王国 原題「The Fall」
インド・イギリス・アメリカの共同制作で日本公開は2008年度
ターセム監督(インド出身)が、構想26年、4年の歳月を費やして、世界遺産を中心に世界24ヵ国以上でロケを敢行。CGで作り上げる映画とは一味違います!
この映画はインドの世界遺産と歴史建造物を中心に(世界遺産に登録されていないロケ地もすごいです)観る者に自宅に居ながらの世界遺産観光を楽しませてくれますので是非、場面を見ながら「あ、ピラミッド~!」とか世界遺産を見つけてください。
世界遺産ロケも素晴らしいのですが、劇中登場人物たちの衣装も凄いです。デザインしたのは、日本人アートディレクター石岡瑛子さん。この華麗な衣装と幾何学的な建物や、世界遺産遺跡や自然との映像コラボレーションが圧倒的です。そして映像も凄いのですがストーリーも悪くありません。
ストーリーは、映画撮影中の落下事故で下半身不随となったスタントマン、ロイ。恋人である共演女優を主役の男性に獲られ、やけぎみなロイが、同じ病院でオレンジの木から落下して、腕の骨折で入院中の少女、アレクサンドリアに思いつきの愛と冒険ファンタジーをお話ししてあげます。
アレクサンドリアはロイの語る愛と復讐のファンタジーにすっかり引き込まれていきますが、彼の本当の狙いはアレクサンドリアにあることをさせることでした。。。。
↑ インドの世界遺産
タージマハル廟 (画像上)はムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、1631年に死去した愛妃ムムターズ・マハルのため建設した総大理石の墓廟です。超有名世界遺産の一つ。
ファテーブルシークリー 宮廷地区の一ヵ所 パーンチ・マハル(画像下)は五層の建築物。壁がない建築物のため、遊戯、納涼、展望のための施設だったと考えられています。
インドロケでは他に アーグラ城塞(世界遺産)・アクバル廟・ジャイプールのウメイドバワンパレス・ウダイプール水中宮殿ホテル・ジョードブルのメヘラーンガル砦と青の街
アーバーネリー階段井戸 ↓ などですがこの幾何学的な階段井戸、すごくないですか??
ジャイプールから車で約1.5時間のアーバーネリー村に位置します。
9世紀頃に作られた月(チャンド)の井戸(バオリ)と名づけられた階段井戸で深さは約30m、13層の規則正しい長方形の幾何学的なデザインが見事です。
インドの世界遺産以外のロケ地ですが、これもまた世界遺産でないのが不思議なくらいの建造物ばかりですね~。
↑ こちらはトルコです。アヤソフィア寺院(世界遺産 イスタンブール歴史地区の一部として)
上の画像はユネスコ世界無形遺産にも登録されています、セマーの儀式ですね。ミステリアスな旋回の舞いが映画ではうまく表現されています。
↑ 上の画像はエジプト メンフィスのピラミッド(世界遺産 「メンフィスとその墓地遺跡 - ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯の一部として)です。
下の画像はナミビアの世界自然遺産 ナミブ砂漠です。
他にも世界遺産を中心に実に壮大なロケ地ばかりです。下記に私が映画を見て気づいた場所あげておきます。
(中国)万里の長城(世界遺産) 桂林(世界遺産 中国南部カルストに追加として)
(イタリア)ローマ歴史地区 (世界遺産 ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂の一部)
(チェコ)プラハ歴史地区 (世界遺産)
(カンボジア)アンコールワット遺跡群 (世界遺産 アンコール遺跡群の一部)
(フランス)パリのセーヌ河畔 (世界遺産)
(アメリカ)自由の女神 (世界遺産)
映画で旅する世界遺産 第3回 サン・ジャックへの道 ― 2020年05月17日
サンジャックへの道
原題 Saint-Jacques...
La Mecque 製作年 2005年 製作国 フランス
今回の世界遺産は「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミノ・フランセスとスペイン北部の道」(フランスとスペインにまたがる)です。
いわゆる聖地に向かう巡礼の道が世界遺産に登録されているのは、ほかに日本の「紀伊山地の霊場と参詣道」(和歌山県・奈良県・三重県にまたがる)があります。
スペイン語では、El Camino de Santiago(サンティアゴの道)と呼ばれ、また、定冠詞を付けた大文字で始まるEl Camino(その道)はサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路を表します。フランス語ではle chemin de Saint Jacques(サン・ジャックの道)と呼ばれています。
サンティアゴ・デ・コンポステーラには、聖ヤコブ(スペイン語でサンティアゴ)の遺骸があるとされ、ローマ、エルサレムと並んでキリスト教の三大巡礼地に数えられています。聖ヤコブはキリスト12使徒のひとりで、英語でセント・ジェームス、フランス語でサン・ジャック、スペイン語でサンティアゴ。
聖ヤコブは、キリストの死後、スペインで布教していましたが、エルサレムで最初の殉教者となり、その後、星の導きによりサンティアゴ・デ・コンポステーラに埋葬されたのだそうです。
めちゃくちゃ仲の悪い3兄弟ピエール、クララ、クロードの母親が亡くなりなり、遺言で遺産相続の条件としてこの3人が一緒に、フランスのル・ピュイから、ピレネー山脈を越え聖地サンティアゴまで、1500キロメートルを歩くことになります。(今回、ついストーリー追っかけてます。ちょいネタばらし入ります。)
ツアーの同行者にアラブ系少年やなんかワケありそうな女性など9人。さまざまな思いを胸に長い旅に出る。いわゆるロードムービーです(^^)/ ↓ とにかくツアーは開始されました。
↓ 歓喜の丘から少し進んだところにあるアルベルゲで一泊してついに到着!
ここがサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂です。
「ボタフメイロ」とはガリシア語で「煙を吐き出すもの」を意味しているそうです。
↑ ラムジーは文字がかなりのレベルで読めるように。
このシーンはフィニステレ岬へ向かうバスの中です。
海岸で、サイードがラムジーに母親が亡くなったことを告げます。。。。(:_;)
そしてそれぞれ、お家へ帰るのですが、ラストにいいエピソードが待ってますのでお楽しみに。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を歩くロードムービーはもう一本ありまして・・・
「星の旅人たち」この映画もお勧めです。またいつかご紹介できればと思います~
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