映画で旅する世界遺産 第3回 サン・ジャックへの道 ― 2020年05月17日
サンジャックへの道
原題 Saint-Jacques...
La Mecque 製作年 2005年 製作国 フランス
今回の世界遺産は「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミノ・フランセスとスペイン北部の道」(フランスとスペインにまたがる)です。
いわゆる聖地に向かう巡礼の道が世界遺産に登録されているのは、ほかに日本の「紀伊山地の霊場と参詣道」(和歌山県・奈良県・三重県にまたがる)があります。
スペイン語では、El Camino de Santiago(サンティアゴの道)と呼ばれ、また、定冠詞を付けた大文字で始まるEl Camino(その道)はサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路を表します。フランス語ではle chemin de Saint Jacques(サン・ジャックの道)と呼ばれています。
サンティアゴ・デ・コンポステーラには、聖ヤコブ(スペイン語でサンティアゴ)の遺骸があるとされ、ローマ、エルサレムと並んでキリスト教の三大巡礼地に数えられています。聖ヤコブはキリスト12使徒のひとりで、英語でセント・ジェームス、フランス語でサン・ジャック、スペイン語でサンティアゴ。
聖ヤコブは、キリストの死後、スペインで布教していましたが、エルサレムで最初の殉教者となり、その後、星の導きによりサンティアゴ・デ・コンポステーラに埋葬されたのだそうです。
めちゃくちゃ仲の悪い3兄弟ピエール、クララ、クロードの母親が亡くなりなり、遺言で遺産相続の条件としてこの3人が一緒に、フランスのル・ピュイから、ピレネー山脈を越え聖地サンティアゴまで、1500キロメートルを歩くことになります。(今回、ついストーリー追っかけてます。ちょいネタばらし入ります。)
ツアーの同行者にアラブ系少年やなんかワケありそうな女性など9人。さまざまな思いを胸に長い旅に出る。いわゆるロードムービーです(^^)/ ↓ とにかくツアーは開始されました。
↓ 歓喜の丘から少し進んだところにあるアルベルゲで一泊してついに到着!
ここがサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂です。
「ボタフメイロ」とはガリシア語で「煙を吐き出すもの」を意味しているそうです。
↑ ラムジーは文字がかなりのレベルで読めるように。
このシーンはフィニステレ岬へ向かうバスの中です。
海岸で、サイードがラムジーに母親が亡くなったことを告げます。。。。(:_;)
そしてそれぞれ、お家へ帰るのですが、ラストにいいエピソードが待ってますのでお楽しみに。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を歩くロードムービーはもう一本ありまして・・・
「星の旅人たち」この映画もお勧めです。またいつかご紹介できればと思います~
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