ジャズ と 映画 Part22020年05月27日

前回(ジャズ と 映画)に書き忘れたのですが、映画「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」はジャズマン出演のフィクションドラマです。タイトルはセロニアス・モンクの名曲ですが、このブログタイトルもそれをもじってますです。はい('ω')

で、モンクの映画DVDを持ってました。「THELONIOUS MONKSTRAIGHT NO CHASER」(1988年)

セロニアス・モンクご本人出演のドキュメンタリーです。(当然、白黒画面ほとんど)

シャーロット・ズヴェリン監督でクリント・イーストウッド製作総指揮。

ホントにイーストウッドさんたらジャズがお好きなんですよね♪

 

マイルス・デイヴィスを描いたドキュメンタリー映画の日本劇場公開が決定!とのニュースを知ったものですから、これは行かねばなるまいと。。。

ドキュメンタリー映画「マイルス・デイヴィス クールの誕生」 (原題:MILES DAVIS: BIRTH OF THE COOL / 監督:スタンリー・ネルソン)の日本劇場公開がマイルスの94回目の誕生日である526日に発表されました。202094日から順次公開とのことでございます。

↑ そりゃもうジャズの雰囲気がプンプンと漂ってきそうな。。

 

マイルスといえば、その代表作の一つで、歴史的名盤といわれます「Kind of Blue」がありますが、そのレコーディング参加していたドラマー、ジミー・コブ氏が524日肺癌で亡くなったそうです。御年91歳!そのレコーディングの演奏メンバーは

マイルス・デイヴィス - トランペット

ジョン・コルトレーン - テナー・サックス

キャノンボール・アダレイ - アルト・サックス

ビル・エヴァンス - ピアノ

ウィントン・ケリー - ピアノ

ポール・チェンバース - ベース

ジミー・コブ - ドラム

といった面々だったのですが、実はこれで、演奏メンバー全員が亡くなったことになります。。。

ああ、時代が過ぎていく。ご冥福をお祈りいたします。

コブさん、当然上記映画にもご出演でしょうし、そういう意味でも必見となりました。

↑映画のトレーラーにも出演しているのを発見。最後の雄姿か。。

ジャズ と 映画2020年05月25日

私、映画わりと好きなんですけど、ジャズをテーマにした映画ってのも、いくつかありますよね。

 

クリント・イーストウッドが、大のジャズファンであることは有名ですし、チャーリー・パーカーの音楽と生涯を描いた伝記映画「バード」(1988)は彼が監督を務めています。 ↓ 


 ↑ 映画「ラウンド・ミッドナイト」(1986)ではテナーサックス奏者のデクスター・ゴードンが主演。ハービー・ハンコックがアカデミー作曲賞を受賞し、デクスター・ゴードンもアカデミー主演男優賞にノミネートされたなかなかの作品でした。そりゃもう演奏シーンがフレディ・ハバード、ウェイン・ショーター、ロン・カーターなどなどプロで固められているものすごさ!

 

ミステリー映画ですが、「死刑台のエレベーター」(1958)でのマイルス・デイヴィスの演奏も有名になりました。 ↓

  

 ↑ 比較的最近では、「セッション」(2014)が、すさまじい映画でした。第87回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、名門音楽大学の先生役、JK・シモンズが助演男優賞を含む3部門で受賞しています。

生徒である主人公のドラムに対しての指導の厳しいこと!

ひ~~!恐ろしい。プロを目指すというのはなんともはや大変かなと!

こちらビッグバンドが舞台ですが、練習シーンのパワハラ、アカハラがえげつなさすぎて、後味があまり良いとは言えない映画でした。ラストシーンはすさまじいですが。


それに対して同じビッグバンドが舞台。ちょっと古い日本映画ですが「スイングガールズ」(2003)をこの間、久しぶりに観ました。やっぱりこっちが(映画として)面白いですね~(^^)/

東北地方にある高校の落ちこぼれ学生、鈴木友子(上野樹里)ら女子生徒が、夏休みの補習授業をサボるため、なりゆきでジャズバンドを始めるというお話。(青春ムービーですね)

  ↓ この大あくび、もー最高ですね!


 ↓ リコーダーしか吹いたことのない関口香織(本仮屋ユイカ) えへっ♪

 

 ↓ 所属するロックバンドが解散し、手持無沙汰となったギター担当の渡辺弘美(関根香菜)とベース担当の山本由香(水田芙美子) 見た目としゃべり方怖いが、いいやつだったりする。

 

 ↓ 鼻の穴にマウスピースを突っ込むわ、トランペットでシャボン玉作るわ。。(ほんとにそんなことできるのか?)学生たちの馬鹿さかげんがたまらんシーンです!


 ↓ 使わない(使えない)パソコンと妹のゲーム機売って、中古のサックス買いました~

ちょっと、ジャズ漫画の「ブルー・ジャイアント」(石塚真一 作画)っぽいシーン


 ↓ 練習場所がなく、カラオケ店内で。。見つかって怒られる これは三密も極まれり!


なんといっても秀逸なのが、竹中直人さんのジャズオタクぶり!

数学教師・小澤忠彦(竹中直人)の後をつけていって自宅を覗くと、オーディオルームでサックスを吹く姿を目撃!(でも実は初心者でヤマハ音楽スクールに通っている。。。) ↓


 ↓ 部屋は防音ドアの専用オーディルームで。ジャズマニアはブランデーグラス片手なのだそうだ(^^♪スピーカーはジャズマニア御用達JBLか?


 ↓ レコードは決してぞんざいに扱ってはいけない。いちいち白手袋はめて大切に。。


 ↓ 見てください!この壁のディスプレイ~

ビッチェズ・ブリューに竹中さんの体に隠れてますが、オーネット・コーマンのゴールデン・サークルですよ!かなり硬派のジャズマニアぶりです。

「エリック・ドルフィーのファイブ・スポットは名盤で、トランペットはブッカー・リトルだ」と解説中


 ↓ 信号機から流れる音がジャズであることを発見(曲名 :  Comin' Through the Rye 故郷の空 スコットランド民謡)してから、卓球の打ち返す音や、団地で布団をたたく音にもジャズが宿ることに目覚める。


 ↓ 地元スーパーの前で演奏して、徐々にうまくなっていく。


 ↓ そしていろいろと、トラブルありながらやっと迎えた本番です。


 ↓ 小澤先生も駆けつける (演奏は初心者であることが、生徒にはすでにばれているのだが指揮してほしいと頼まれている)


 ↓ クライマックスの曲では、トロンボーンやトランペットにもソロパートが・・

 ↑ 練習してきたハイノートを出すことができる のっかっているのはお守りのねずみ

 ↓ 観客も先生方も大喜び


 ↓ 鈴木友子(上野樹里)のテナーサックス・ソロ 実にカッコいい!!


 ↓ 会場もう大興奮ですよ~

 ↓ 拍手・拍手!!

 いや~、かなりデフォルメされてますが面白かったです♪♪
この映画は第28回日本アカデミー賞では、最優秀脚本賞・最優秀音楽賞・最優秀録音賞・最優秀編集賞・話題賞等の5部門を受賞したそうですが、矢口史靖監督作品、「ウォーターボーイズ」や「ハッピーフライト」「ロボジー」なんかも楽しかったですよ~。

ジャズ評論家を評論する2020年05月22日

私、今は主に Spotify でジャズを聴いています。。
いうまでもございませんが音を聴く。それが全てです。
しかし、以前レコードやらCDで聴いている頃、そこには必ず印刷物がついていました。
ライナーノーツと呼ばれる解説書です。そして、そこに執筆する方々こそがジャズ評論家の皆さんです。また昔、「Swing Journal」というジャズ雑誌があり、そちらにも執筆を。
でも今、雑誌は廃刊となり、発表できる媒体が少なくなってしまいました。。。
「Swing Journal」の評価を読んで新譜を買いに行ったり、買ってきたCDのライナーノーツを読んだり、楽しかったです(^^♪
「Swing Journal」の記事のメインは新譜に対して、評論家の皆様が評価をするページだった思います。その際、なんと呼ぶのか映画監督のようなおじさんのアイコンで5段階評価をつけます。
ちなみにたいてい評価は、高かったような気がしないでもないのですが。。。('ω')
時々、厳しい評価も見かけました。
最後のおまけがなぜワニなんだろうか?

このジャズ評論家の方々っていったい何者なのだろうと思ったことがあります。
プロ野球などスポーツ界で評論家(というより解説者という立場でしょうか)は、まず間違いなく100%元プロ野球選手です。しかも、かなり現役時代に実績を残していらっしゃる方ばかりです。
なので、故・野村克也さんが「あ~、次はココに投げときゃ、絶対打たれないんですよー。なんで高めに投げちゃうかな~」とか辛口のことを言っても、あのノムさんのお言葉だからと皆さん、場合によってはプレイヤーまでが、へへーっとかしこまって聞いています。

ジャズ評論家が、元プロジャズミュージシャンだったという方いらっしゃるのでしょうか?
単に、ジャズが大好きな音楽ファンが、高じてジャズ評論家になってらっしゃるのではないでしょうか?そんな気がする。
そんな方が、「アート・ペッパーのアルトサックスは、初期は素晴らしいが、晩年はどうも・・・」とか評価できるのでしょうか?あなたペッパーよりサックスお上手なんですか?って思ったことも。。。
でもそれはそれでいいのかも。。。何しろジャズ評論家の方々の知識とジャズ愛は半端ではありません!プレイヤーはプレイヤー。評論家は評論家ってのもありかも。
だいいち、日本人が日本で外国人プレイヤー(しかもお亡くなりになってる方多数)に何言おうがクレームが来ることもないでしょう(^^)/
むしろ、評論は辛口の文章の方が、信頼できる気が致します。(さすがにライナーノーツとなると辛口はないですが・・・)
「Swing Journal」。。。懐かしい。廃刊になってしまって評論家の皆さんの文章が読めなくて寂しくなりました。ちょうどその頃から私のCDの購入方法も、お店に行くのではなくAmazon通販にシフトしていきました。
そしてAmazon通販でCD選ぶときには何と、そのCDのレビューがいっぱいあるんです。執筆者はかっての評論家の皆さんではなく、いわばジャズファンな人々が、親切丁寧なレビューを書き込んでくれてるのです。なかにはどーってことのないのもありますが、ホントになかなかのレビューがあるんです!なんてジャズファンは素晴らしい方々なのでしょうか!けっこう参考にしちゃったりしてます!
例えば、このCDを購入しようかなと思ってました。 ↓


Amazonに書き込まれていた、とある方(もちろんどこのどなたか存じ上げませんが)のディスクレビューです。
『 ●このミュンヘンライブが行なわれた1988年夏のマイルス・バンドは、とてもグループ表現が豊かであり、バンドの一体感はとても素晴らしいと思う。この時期の他のライブ盤(公式盤モントルーや幾つかのブート盤)を聴いても、その豊かな表現力、バンドの一体感が強く感じられます。

80年代後半のベスト・バンドと言えるでしょう。マイルスはもちろん、バンドの各メンバーがイイ味出しています。やはり必聴です。

●70年ワイト島ライブもオマケで収録されていますが、値段がとても安価なので、このCDはホントお買い得です。

できれば前年87年のミュンヘンライブも、このレーベルからでも他のレーベルからでもいいから、(とにかく安価で)リリースしてほしいのですが…。

●ところで、Disk3の1曲目から3曲目の曲名が間違ってクレジットされています。ご注意を!

1.(誤)Hannibal → (正)The Senate
2.(誤)Code MD → (正)Me And You
3.(誤)Jean Pierre → (正)Wrinkle       』

アルバムの感想のみならず、CD価格が安いという情報に、オリジナルクレジットの間違いまでご指摘!なんというマニアぶりでしょうか!!
このAmazonレビュー、大勢の方が書き込んでいるというのもポイントかも知れません。
いいという方もいらっしゃれば、アカンという方もいらっしゃって。参考になります。さらにCDは視聴できるものが多く、最後に判断するのは自分自身で。いいシステムです。
グルメサイトの、食べログとか初めて読んだときは、他人の感想など役に立たん!とバカにしてたのですが、最近ではその評価を気にしている自分。。。
一億総ジャズ評論化時代到来!!(って1億人もジャズファンがいるわけないやんか~)
みんな、言いたかった、書きたかった、そして誰かに読んでもらいたかったんですね~。

しかしながら、やっぱりプロの評論家の皆さんの文章が読みたい。。。今もそう思ってます。
かっての大物ジャズマンがもう高齢であるように、著名ジャズ評論家の皆様も。。
私、中山康樹先生の著書大好きでした。(亡くなられてます。まだお若かったのに)
油井正一先生 亡くなられてます。
↓ こんな笑えるジャケットのレコードも出されました。
野口久光 先生 亡くなられてます。
岩波洋三 先生 亡くなられてます。
寺島靖国 先生 文章、好きです。偏見できっぱりと言い切られるところ、音にこだわられるオーディオマニアなところも。
いソノてルヨ 先生 なんてワープロ変換しにくいペンネーム。。。 など多士済々です(でした)。
そして、一番大好きなのがラズウエル細木先生です。

ジャズ評論家は難しい、収入を得るのは難しい。でも書くことは簡単だと、中山康樹先生は著書の中で、自虐的に書かれておられました。読みながら爆笑してしまいました。
ほとんど同じことを、ラズエル細木先生も書いておられます。
↑ ジャズ漫画の傑作 ときめきJAZZタイム(表紙)
こんなに、ジャズファンの気持ちを代弁した作品はございません。
↓ ときめきJAZZタイム(一部抜粋)
ジャズ評論家になるには、副業(あるいは本業)がないとムリといわれる主人公。

ラズウエルさんも本業は漫画家。私、ラズウエルさんのジャズに関する著作、多分すべて持ってます!しかしながら~・・・新作がございません。寂しい。。
ええ、「酒のほそ道」、読んでますよ。最初はラズウエルさんのグルメ漫画なんか読めるかい!って思ったのですが、これがまた面白いんです。。参りました。
でも、ラズウエル先生、ホントーのほんとはジャズ漫画、お書きになりたいですよね。
「酒のほそ道」第1巻にこっそり「ジャズの夜 ブラインド・ホールド」って文章入れたでしょー。。

↑ このイラスト、く~ったまらん。ラズウエル細木先生、カムバーック!ジャズ漫画界

前述の油井正一先生と同じようなコンセプトのCD、もちろん購入いたしました。↓
Spotify では得られない、ライナーノーツが、傑作でございます。

ロン・カーターを聴け!2020年05月14日

ジャズという音楽には、リズムセクションという担当部署?があり、ミュージシャンの中でドラマーやベーシスト、ピアニストなどがその位置づけにあるそうです。ピアニストはとりあえず置いといて、ドラマー、ベーシストは腕達者な方はそれはもう、引っ張りだこという感じで、いろんなバンドにお呼ばれして演奏することになります。
ベーシストではポールチェンバースさん、自身のリーダー作は少ないのですが、とにかく呼ばれて演奏しまくりでした。そしてポールさんをしのぐであろう、しかも現在も活動中のジャズベースの巨人こそが、ロン・カーター!その人です。
日本でも人気があり、ウイスキーとかコーヒーとかのテレビコマーシャルにも出演していました。
先日は2019年ブルーノート公演がNHK BS8Kで放送されてましたね。でもウチ8Kとかじゃないので見れてません。。

いったい、この人どれぐらい吹き込みあるんだろう?
Wikipeia Ron Carter discography にて検索してみますと。。。
リーダー及び準リーダー作57枚(2018年まで)
As sideman 参加作品 326枚(2018年まで) !!…なんとまあ多いことよ~
多分、本人ももう何枚吹き込んだのか?わけわからないのでは。

ジャズ界の帝王、マイルス・デイビスが大好きなジャズ評論家、故・中山康樹氏の名著「マイルスを聴け!」は改訂を重ねVer8ぐらいまで行ってたと思います。私、Ver6持ってます(^^)/
Ver8でアルバム掲載数652枚らしく、マイルスの場合全てリーダー作といってよいのでこの数も凄いですよね。ただし相当数がブートレグ(いわゆるオフィシャルじゃないやつ)です。
そうしますとこのロン・カーターの参加アルバム数、ジャズ界の最多ではないでしょうか~?

シビアなジャズマニアの方や音楽家の方からはロン・カーターのベースは「音程が悪いー!」とか「鼻つまりのような人工的な音が気持ち悪い~」とかも言われてます。
しかしながら、やはりこれだけ吹込みがあるということはスゴイことだと思います。

今回は、ロン・カーターのアルバム中からマイフェイバリットを。
そしてさらにその中の1曲をお勧めしたいです。
アルバムは Piccolo (1977)  曲はラストの Tambien Conocido Como  
ちなみにこのアルバムはベースではなく、当時ロン・カーターが凝っていたピッコロベースという楽器でソロを取りまくりです(^^♪


中山康樹氏を倣って「ロン・カーターを聴け!」って、、、あなたがジャズを聴いてベースが入っていたら、ロンの可能性かなり高いですが~( ´艸`)

ジャズに一番似合う楽器って2020年05月03日

私がジャズが好きな理由は、楽器で演奏されるからですって、当たり前なんですけど。
つまりあんまりヴォーカルが中心じゃないからなんです。(もちろんジャズボーカルってありますけど)ロックにしてもフォークその他にしても皆さん、お歌中心でしょ。。。

ちなみに私は楽器はできません。楽器ってどんなヤツでもたいてい指とか使うでしょ。
指が動かない、指の長さが足らない。。。情けない。別の理由でドラムとかも全くです。。

ところで楽器って何種類ぐらいあるのでしょうか?ある方のご意見では、音がすれば楽器である。ゆえにほとんど無数にある。。確かに!
学校で習ったり、演奏会で見かけるポピュラーなものから、知られざる民族楽器まで膨大な種類があることは推測できます。

ジャズでもいろんな楽器使われてますが、やはり似合うというか主流というかある程度ポピュラーなものは決まっていますよね。

どの楽器が一番ジャズに似合うのか?私の考えです。

1位 トランペット
これはやはりこの世界、ジャズ界の帝王マイルス・デイヴィスがその奏者でもありますし。

2位 テナーサックス
ジャズ界の超大物、ジョン・コルトレーンとソニー・ロリンズが居ますので~

3位 アルトサックス
チャーリー・パーカー、アート・ペッパー等々人気ミュージシャン多数です。
やっぱり管楽器がジャズらしいといえるのではないかと。。

4位 ウッド・ベース
この楽器を指ではじく演奏スタイル(ピチカート奏法)って主にジャズなんでしょうか?
ベース好きって、ジャズファンには多いと思いますね~。
私も大好きです。

5位 ドラムス
これがないとね~

では、一番似合わない楽器は。。。
もちろん無数に種類あるわけですからこの選択は無理がありますが、割とポピュラーな西洋楽器としてジャズには合わんぞーって思うのがハープです。

あの楽器のイメージはクラシックの室内楽、協奏曲そんなイメージなんです。そして奏者は髪の毛の長い女性で、わりと若くて綺麗な方で、ステージ衣装は超おしゃれで、実家は超お金持ちで。。。?

弦楽器だと思うのですが、まず弦が多すぎるのでは?(47本あるとか)
従って演奏中ボロロロン~ってかきならすというか、そんな弾き方しますよね。
その音色たるや実に美しい~!
天使降臨というようなイメージが浮かびますです。
いかがですか?私の独断というか偏見というか。。

そんな一番似合う楽器、トランペットと、一番似合わない楽器ハープで構成されたジャズアルバムを Spotify で発見しました。

トランぺッター、マーカス・プリンタップのアルバムです。
Gentle Rain の楽器構成はトランペットとハープとのDUOという異色盤です。
A Time For Love はそこにベースが加わりますがこれもユニークな楽器編成。

でハープ奏者の方はマーカスの奥さんで、忖度が働いているぞってオチですね。
でもこの両アルバム、なかなかいいんですよ~ 気にいってしまいました! 



↑ わりと最近のアルバムです。

もっと以前にハープに目を付けた人、見つけました!なんとケニー・ドーハムです。
Kenny Dorham ‎ Jazz Contrasts (1957)  ↓


アルバムクレジットによりますれば、Harp – Betty Glamman とあります。
検索しますと、↓ こんな方でした(^^)/ やっぱし~


ハープは全曲に参加してるわけではありませんが、こちらもいい演奏で楽しめますです。

ジャズファンは優しい2020年05月02日

ジャズという音楽は怖いらしいと書きましたが、それに対して聴く側のジャズファンは実に優しいのではないでしょうか。

ジャズを演奏するときに唸る人が居ますよね。そうです。キース・ジャレットです。彼の代表作の一つケルンコンサートでも、演奏が盛り上がってまいりますと唸りまくりです。
私、初めて聞いたときは何が起こっているのか理解できませんでした。

彼は自己陶酔というか、自分の音楽に酔って、よく言えば触発されて唸っているのです。
ピアノですから、声を出すのは可能で、残念ながら?サックスやトランペットでは無理です。

キースは言うまでもなく、超大物ピアニストですから、彼がやるなら、私も、俺も、オイラだってというわけで、演奏中に唸る人結構ジャズ界にはいます。
ピアノ以外でもベーシストやドラマーなども唸る人います。
決して歌っているわけではないです。(本人はそのつもりかも)
しかし、聞く方からしますと、うー、うーんとか、ああん、とか地声で言われても。。。

アンタ(演奏者)、いったい誰のために演奏しているのですか?
聴衆(リスナー、お客さん)のためではないのですか?そうですよね。
ならばその声出すの我慢しなさい!と言いたくなるところです。
が、優しいジャズファンは一定の理解を示すんです。
「まあ、ライブだし、キースだからしょうがないよ。」とか、むしろそのだみ声を「キースらしいね。」とかいってありがたがったりしてしまうんです。
お優しい。他のサービス業?では許されませんぜ。

と言いつつ、私ジャズのわりとルーズというか、いい加減というかそういうところ好きですね。

セロニアス・モンクの代表作の一つ「Monk's Music」、2曲目の「Well You Needn't」、
モンクの次、コルトレーンへ演奏移るときに、にモンクが「コルトレーン!コルトレーン」と叫んでます。
何?何?コルトレーン、演奏中に居眠りで起こされている??
それは普通演奏やり直し、録音とり直しでは?
この作品では他にも、ん?と思えるところがあるのですがそれでもオッケー。細かいことにこだわるなよ~。というわけです。
ほんでもってなかなかイイねとジャズファンの皆さんはおっしゃる。

ビル・エヴァンスの名作、ヴィレッジヴァンガードのライブです。



ビル・エヴァンス・トリオが1961年にヴィレッジ・ヴァンガードに出演した時の演奏は「WALTZ FOR DEBBY」と「Sunday At The Village Vanguard」に大半が収録されていて、それぞれ、アルバムがリリースされています。
で、ほとんどのジャズファンはお持ちのはずです。
にもかかわらずこの「Complete Village Vanguard Recordings 1961」をまた買ってしまうんですよね。この Complete  って単語に弱い。。。
私、今でこそ Spotify で聴き放題ですが、ぜーんぶ買ってしまったんですよ( ;∀;)

で、このアルバム、びっくり仰天なのがしょっぱな、突然の停電のため、録音が途中で途切れているんですよ。そんなハプニングがあって、それをなんとジャズファンの熱い希望で収録したって。なんという泣けるエピソードでしょうか。。。
普通、そこは要りませんよね。なのにあるジャズファンは、それを聴いて、まるでその場に居合わせたかのように感動できるって、あなたその時いったい、おいくつなんですか~?
ジャズファンっていい人ばかりです。

ジャズは怖いか2020年04月30日

音楽の中で何故かジャズは怖いと捉えられることが多いらしいです。

その事にいち早く気づかれた、故・中山康樹氏は、氏の著書の中で「こわくないでちゅよ~」と一生懸命説かれた。しかしながら人々に、「そうだったんですね」と納得してもらえたのかというとそうでもなさそうです。

フリージャズというようなスタイルもあって、演奏内容は楽しいとか明るいとか程遠く難しい、暗いしたがって怖い。これはやむをえません。

しかしながらやはり怖いと感じる一番の原因は、①アルバムジャケットのデザイン
②ミュージシャンの見た目及び素行 にあるのではないかと。

怖いミュージシャンの代表といえば、私的には、まずマイルス・デイビス。
この方はジャズ界のドンですから、怖くないはずがない。
次にチャールス・ミンガス、この方は楽器がベースです。低く地響き立てながらオーケストラ率いたりして、その作品も、黒人地位向上、社会に対する反抗をメッセージにラディカルです。エピソードとしてバンドマン(ジミー・ネッパーだったかな)を殴って歯をへし折ったとか聞かされると、私たちはもう、アワアワとなってしまいます。

あ、でも私、ミンガスのアルバム「THE CLOWN / 道化師」に入っている「ハイチ人の戦闘の歌」大好きで、大事な戦い(何の戦い?)に出陣する際はこれを聞いて勇気を奮い起こしてから出かけます(^^)/

アルバムジャケットで怖いといわれる代表が、アート・ブレイキーのモーニンです。
いわゆる超名盤なので、入門書にも推薦されているのですがCDを手にした時のためらいが伝わってきます。よーく見ると男前のきりっとした肖像なのですが。。。


むしろブレーキー作品、カメラマンに明るくお願いしますといわれたのかどうか、演奏中に笑っている?というかその際、大口が開いてガハハ状態になっている方が、いかがなものかと。↓


大半はこのガハハ系ジャケットですが、口を閉じると今度は↓


演奏しながらおタバコというお行儀の悪さ。。。
やっぱりジャズは怖い。。?

村田中2020年04月29日

Jazzファンの貴方に聞きたい。貴方は村田中を知っていますか?私は知りませんでした。はい、Spotifyで見つけたんです。
検索しますと
“ジャズ界の美しすぎるデュオ”として話題を呼んでいる村田中(むらたなか)のセカンドアルバム「School of Jazz」(キング)が音楽ファンの間で注目されている。
トランペット村田千紘とピアノ田中菜緒子の2人が、出会ったのは7年前。
都内のライブハウスで一緒にステージに立つ機会が多く、名字をもじってファンから「村田中」と呼ばれるようになった。やがて実力と美貌がうわさを呼び、「村田中」としてデュオを組み、ライブを重ねるように。(Jazz2.0より抜粋)

とあります。つまりトランペットの村田さんとピアノの田中さんが出会って結成したユニット(デュオですが)ということですね。
感動したのはそのグループ名です。村田 + 田中 = 村田中
いいですね~ 漫才のコンビ名みたいです。↓ School of Jazz のジャケット 表・裏


まるでアイドル歌手のジャケット?
学校がテーマなのか、体操服っぽい微妙なファッションが、くーったまらん(中山康樹さん風)
これは私の知っているジャズ界ではなーい!確かにジャズ界にも過去、美人ヴォーカリストといわれる方も居た。しかしこのお二人は歌わない。。楽器で勝負してるんです。
う~む。。。。いいですねぇ!

Spotifyで演奏は聴かせていただきましたが、ライブはどうなんでしょうか。
ステージでは、登場時「村田で~す」、「田中で~す」、二人合わせて「村田中で~す」ってやってるんでしょうか。これは漫才のノリに近い!ぜひ演奏の合間のトークもボケとツッコミの漫才風にしてもらって盛り上げてくださることを提案したい。
ジャズ界初のJAZZと漫才トークのコラボ。いけると思います。

このネーミングのノリに近いのは↓でしょうかね~
Ray Bryant meets Ray Brown + 1 : Double R B


しゃれてるでしょう?

Jazz音楽とジャケットに関する一考察(3)2020年04月29日

好きなアーチストのお一人、ケニー・ドリューさんです。
前回、Steeple Chaseレーベルにおけるドリューさんのお顔ドアップジャケットいかがなものか?と申し上げましたが、ドリューさん、一時期、日本のレーベルにも何枚か録音されております。
↓ 統一感のあるこのようなジャケットデザインです。


いかがでしょうか。。。トリオ演奏によるもので音もよく、内容はスタンダード曲を取り上げて。。。
それからアルバムタイトルですね。 右上の Impressions と 原題がなっているものは「パリ北駅着 印象」です。いやーなんか、たまりませんねえ~(^^)/

そーして、なんとこれがドリューさんの作品で売れ筋だというではありませんか!!
こじゃれたカフェなどで流れるBGMとしてぴったりなのだそう。。

昔ながらのジャズ喫茶ならば、こんなのジャズじゃねえや!と怒りながら、↓ のようなレコード(ここはLPレコードがいいですね)をかけるのであります。(きっと)



Jazz音楽とジャケットに関する一考察(2)2020年04月27日

音楽アルバムは、その音楽内容をアルバムジャケットでも表現している(まあ一般的に)

ところでジャズファンは、オーディオマニアで音にこだわる人も多いと思います。(多分。そうですね。)
やれ、ドラムがズシンとこなくちゃだの、ベースがブイーンとこなくちゃどうだのとうるさい人が多い(はず)
それは、自分の聞いているオーディオ装置が大切で、それを調整する(イジル)のが趣味という世界ですね。
装置だけでなく、場合によっては録音がいいとか悪いとかも口出しをします。
レーベルによる音の良し悪しや、音作りの特徴なんてのもありますよね。

結構好きなのが、(ブルーノートとかはおいといて)日本のヴィーナス・レコードです。
ちょっと作りすぎかというくらい、ドラムがズシンときますし、べースがブイーンと唸りをあげ、ピアノはツヤツヤです。こだわりがあるんでしょうね。
で、このレーベル、アルバムジャケットがまたすぐに、ヴィーナスってわかるくらいのこだわりです。。
もちろん、いろいろありますが一番多いパターンは。。。ズバリ女性ヌード!

例えば↓はEddie Higgins (エディ・ヒギンズ) による Standards By Request: 1st Dayと2nd Day  水着の白人美女があしらわれています。これ内容となんか関係あるか?
でもまあ、いいです。なんとなく甘美なメロディーなど表現しているということで。。



↓はどうでしょうか?
女性の後ろ姿です。すでに完全ヌードもありますが、右上の一枚は、画家のアトリエにおけるヌードモデル写生会ということにして、下2枚はゴヤ 「裸のマハ」的雰囲気もあり、アート作品として捉えましょう。



↓はいかがでしょうか?もはやスッポンポンに限りなく近く、しかもポーズよ~( ;∀;)


お気づきのように作品のミュージシャンはいろんな方々です。にもかかわらずジャケットのセンス・イメージは統一されており、ヴィーナスというレーベルの主張を打ち出しているのではないかと考えられます。ある意味なかなか過激なんではないか?

これは製作者の好みか!あるいはセールスするための戦略か?
はっきり言ってジャズファンは、男性かつご年配者が多い(と思う。そうですよね。)が、このジャケットデザインで売れてるとしたら、うーん。(ま、それはそれでいいかも)

ちなみに、どの作品も演奏は素晴らしく、音質もズシーンときますですよ!はい。