ジャケットを巡る夏の旅 或いは 思い出の夏2020年08月22日

一年で最も開放的な季節「夏」なのに・・・最も似合わない「マスク」着用して毎日のうだるような暑さにぐったりです。熱中症も危険でとても屋外を出歩けやしません。
せめてレコードジャケットで「夏の旅」。↓ 松岡直也氏はラテン・ジャズ・フュージョンの巨匠でした。前立腺癌のため2014年に逝去されましたが、私にとって最も夏を感じさせてくれるミュージシャンでした。この「夏の旅」のジャケットいかがですか!イラストですが広角ショットの様な広がりが。
レコードの帯を残してあります(^^)/
書かれている宣伝コピーは、「忘れていた、いつでもここにあったのに・・・・。」故郷への帰省なのでしょうか。
8月、どこまでも青い空に堂々の入道雲と一筋の飛行機雲が。場所はどこなのでしょうか?きっと信州長野県あたり、山々は南アルプスでしょうか。レトロなバスから、着物姿の女性が降り立ったばかりなのでしょう。
でもこの停留所の近くには青々とした田園風景が、まだまだ広がって人家は見えません。暑い中日傘をさしながらまだ歩かねばなりません。。。
ジャケットの裏面もこの風景の延長でして ↓ 繋げると
アルバム・タイトルから曲名まですべて日本語で「夏」をテーマにしています。
A-1. 日傘の貴婦人 
A-2. 田園詩 
A-3. 夏の旅  
A-4. 風のしらべ 
B-1. 虹のしずく 
B-2. 雲のゆくえ 
B-3. <Interlude> 
B-4. 虚栄の街 
B-5. Uターン
ちゃんと、ジャケットデザインがアルバムの音楽内容を表現していることがわかります。
松岡直也氏のアルバムは他にも、とにかく夏にピッタリなのが多かったですね。(ラテン・ジャズ・フュージョンというジャンルから当然ですが・・・)
イラストレーター・漫画家わたせせいぞう氏とのコラボレーション作品なんかも、おしゃれにマッチしていました。わたせせいぞう氏のイラストは、およそ日本とは思えないおしゃれなリゾート地に、おしゃれなサマースーツを着たカップルなんかが、よく登場してそのイラストを初めて見たときは、勝手にイメージできるそんなライフスタイルを超うらやましー!と思ったものでした。

やはり夏のお昼間に聞くのはフュージョン系がいいのではないでしょうか?今でもそう思います。70年代から、ジョー・サンプル、アール・クルー、エリック・ゲイル etc. 随分流行りました。あの頃、ジャズ喫茶でもよくかかっていましたが、現在にいたってあれは一時期の気の迷いだったーとか言って、冷めてしまわれたジャズ喫茶の経営者の方も居られますが。。。

↓ こちらも日本のフージョングループ T-SQUARE( 1988年まではTHE SQUARE)の Lucky Summer Lady です。 夏と言えばビーチですよね
砂浜になぜか鉄棒のようなものがあり、風が吹いているのでしょう。スカートを抑えています。
しかし、このジャケット裏面に、おっ!😁とくる仕掛けがありまして。。。 ↓
はい、ジャズマニアの皆さんもこの裏ジャケットだけで購入に走ったと聞いております(^^)/
↓ こんなのも。おなじ路線です。T-SQUARE Make Me A Star
こちらは裏側に仕掛けがあるわけではないです。ただこのモデルの女性がアグネス・ラムという方で当時、水着姿だけで一斉を風靡していました(^^)/ 

このジャケット ↑ T-SQUARE Magic ですが、レコードの場合この黄色→で示したところから開封いたします。そうしますとお尻ではなくて、実は砂漠なんだよ~という仕掛けでした( ´艸`)
CD や Spotify にはできないこのアルバムアート!懐かしい。

↓ こちらも腕利きの日本人ジャズプレイヤーが結成したフュージョン・バンド Native Son のアルバム Resort です。日本からは遠い中南米バハマ辺りのイメージです。
曲名は
A-1, BAY STREET TALKIN'
A-2, NITE OF LIMBO
A-3, MIDNIGHT CRUISING
B-1, CARIBBEAN MANATEE
B-2. FANTASIO CARIOCA
B-3., UNDER THE BAHAMIAN MOON
いかがですか。やはりリゾートをテーマにしたコンセプトアルバムであることがわかります。
各曲、特に1曲目とかそりゃもうブレイクから入る渋いフュージョンがたまりません~。
Native Son は他にも グループ名のデビュー作 Native Son や 次の作品 Savanna Hot-Line も演奏は大好きなのですが、ジャケット・デザインがむさくるしいおっさんが水遊びしてたり、アフリカの大地を歩きながら演奏している写真などで、ここでは取り上げない(-"-)

フュージョンではなく、リリカルなフリューゲルホーンを聴かせるアート・ファーマーの日本制作盤「思い出の夏」です。 ↓
「思い出の夏」は、Michel Legrand 作曲で、同名のヒット映画のテーマ曲です。多くのジャズマンが取り上げています。
ジャケットは、彼女がかぶっていたのであろうお帽子に、セピア色の彼女の写真を添えて、このわざとらしさが、く~ったまらん!

これらの音楽を聴きつつ、遥かな空や海、田園風景、山々。そしてかつてその時間を共有しながら、一緒に旅した人に想いを馳せる毎日でございます。

ジャズ界における「犬」対「猫」の覇権争い2020年08月12日

Spotify でジャズを聴いているわけですが、やはりかつてのパッケージのあった商品、レコード、CDが好きな私。。。
どうしてもアルバム、そしてジャケットにこだわってしまうのであります。今回はジャケットデザインのこだわりで、人物でも風景でもなく、アニマルに焦点を当ててみました。
平和国家日本はペット王国でもあります。様々な生き物が家庭で飼われていますが、もちろん人気は「犬」・「猫」です。いや、一般社団法人 ペットフード協会の2019年(令和元年)全国犬猫飼育実態調査によりますれば「猫」977万8千頭、「犬」879万7千頭と猫派が多くなっています。そしてこの数字は実は少子化の続く日本で15歳未満の子供の数に比べ、ペットの数のほうが多くなっているのだそうです。。。

ジャズ・アルバムのジャケットにも猫が登場していることが結構多いです。なぜなのか?
英和辞典によれば、「Cat」はジャズミュージシャン、広くはジャズ狂を意味するアメリカのスラングだそうです。どうしてそう言われるようになったのか定説はないようですが、よく言われるのは、「ジャズミュージシャン猫達が集会するように、夜な夜なジャズクラブに集まり気まぐれに演奏することからきているのではないか」ということのようです。ここに「ジャズ = 猫」の公式が定まりました。
 ↑ジミー・スミスの代表作の一つ。タイトルもそのもズバリ 「The Cat」
ラロ・シフリンの編曲・指揮によるブラス+リズムのオーケストラの中を、縦横無尽にオルガン弾きまくり、「The Cat」という曲も入ってます!黒猫が夜の雰囲気で貫禄十分

では、犬はどうなんだ?犬が登場するジャケットはないのか?という追求から、ここにジャズ界における犬と猫の覇権争いが起こったのであります。(あ、そこの貴方あまりのくだらなさに読むのやめようとしてますね。。。確かにあなたにとって何の利益ももたらしませんが・・・)

 ↑ 1981年リリース作品、日本のキーボード奏者、大徳俊幸による「SKIFFLIN'」です。
まあ、いわゆるフュージョン系ライトメロウ・ジャズ。
どーです。(ジャケットね) 犬ならではの波打ち際をかける姿!いいではありませんか?犬の飼い主なら誰でもが憧れる、ノーリードで、ワンコと波打ち際で戯れる。。え?戯れるなら人間の彼女がいい?まだまだ青いな。。夜のイメージの猫にできるか!?えー、どーだっ!
 ↓ 猫2匹で登場
(上)はこれまた名盤、トミー・フラナガン、ジョン・コルトレーン、ケニー・バレルらによる「The Cats」、おお、ちゃんと複数形になっている~
(下)はギル・エバンス、スティーブ・レイシーらによる「Paris Blues」
ジャケットは猫だが曲に猫はいない・・・演奏はさすがの難解さだが鋭い!

 ↓ 犬2匹で対抗! 黒のラブラドール・レトリバーとゴールデン・レトリバーかな?
実はミュージシャンあまり存じ上げず、ジャケ買いしてしまった一品。でもカワイイでしょ?「春犬」っていうアルバムタイトルなのかグループ名なのかも、何だかほのぼのとかわいい。

マイフェイバリット、アルトサックス奏者、ジャッキー・マクリーンのデビュー作も猫ジャケット!
通称「猫のマクリーン」。マクリーンが飼っていた猿と写っている「猿のマクリーン」というのもあるが、私は猿が苦手なのでここでは取り上げない・・・

正直、ここまで登場の猫はちっともかわいくはない。むしろちょっと怖いとお嘆きの貴女、大丈夫ですよ~。猫様って、お写真はどうしてもね~・・・これがイラストになると
 ↑ シェリー・マンの「More Swinging Sound」、猫がシャンデリアにぶら下がってスイングしてるイラスト、ほーら、カワイイでしょー💛
スイングしなけりゃジャズじゃないって・・・猫じゃないんですがこのジャケットも楽しさあふれて秀逸です。↓ ハンプトン・ホーズの「Everybody Likes Hampton Hawes」

それではここいらで、人(ミュージシャン)と猫のツーショットを。
↓ ベース奏者、レッド・ミッチェルの「Presenting Red Michell」です。
おーい、猫君、カワイイがこれでは、楽器が演奏できんぞ~💦

対抗して人(ミュージシャン)と犬のツーショットで。
 「The Cat」のジミー・スミスの「Back At The Chicken Shack」です。犬は猟犬なのでしょうが、こんなボーっとしたまぬけ顔でお仕事大丈夫なのか?
 ↑ ならば、こちらはいかがでしょうか?ジャスティン・コフリンの「Dedication」 彼はピアニストに何人かいらっしゃる視覚障がい者の一人です。しかしながら盲目であるという障がいを乗り越えて、ストレート・アヘッドでメロディ・センス抜群の演奏を聴かせてくれます。写真に写っているのは彼の盲導犬なのでしょう。きっちり仕事はさせてもらいます。

ジャズ界における「犬」対「猫」の覇権争い。 いよいよ判定の時でございます!
私の一番好きなアルバムジャケットはこれ ↓ です!
純粋なジャズではないのですが、ハーモニカ奏者リー・オスカーの「Those Sunny Days」
いかがですか?ハーモニカに腰かけて犬に寄り添う猫、こんなカワイイジャケット、めったにないですよ~(^^)/ 音楽もジャケット通りほのぼの系で癒されます。結論、仲良し二匹で「引き分け~✌️」。。。。

蓮の花 Lotus Blossom2020年08月10日

盛夏、そしてお盆ですね。うちは毎年お寺様の来られるのが早くて、昨日お墓に行って、本日の朝にはもうお寺様がいらっしゃってのお勤めが終わりました。
今年は新型コロナの影響で、お寺様も僧侶の各家庭への盆参りを止めるところやら、様々な対応があるようです。。。

この盛夏の季節、お寺(あるいは仏教)と一番似合うお花、それはなんといっても蓮の花でしょう。
奈良県で蓮の有名なお寺におじゃまして参りました。仏教では、蓮の花の特性から清らかな花として古来より大切に育てられています。蓮は土ではなく泥から芽を出し美しい花を咲かせます。その姿は混沌とした俗世の苦しみの中から現れ、人々を救うみ仏の姿になぞらえられています。仏様の台座に蓮が用いられていることからも、仏教では蓮が大切にされてきたことがわかります。蓮の花言葉は「清らかな心」です。
蓮の花は午前中に花をひらき、午後には花をとじてしまいますので拝観されるなら午前中がよいでしょう。

奈良県五條市の生蓮寺です。高野山真言宗の寺院で古くから安産、雨乞い、晴れ乞い祈祷の請願所でした。嵯峨天皇の皇后懐妊苦悩の時、地蔵菩薩に祈願をこめ、皇子安産報謝のためにその地蔵をこの寺に安置したのがはじまりだそうです。
私が訪問したのは7月ですが梅雨の長雨が続いていまして、ご覧のテルテル坊主です(^^)/

弘法大師空海が高野山に行く道すがら立ち寄ったことから「寄足山(よらせざん)」と呼ばれる生蓮寺は、お寺の名前にちなんで、いろいろな種類の蓮を育て、いまでは120品種300鉢になるそうです。

現在の本尊地蔵菩薩坐像は像高328センチで、永禄13年(1570年)の銘があります。
(堂内撮影ご許可いただきました。)
生蓮寺 蓮の襖絵です。↓

奈良県奈良市の喜光寺です。↓ 聖武天皇がご本尊をおまいりされたところ、ご本尊から不思議な光が放たれ、聖武天皇は大いに喜ばれ、「歓喜の光の寺である」として「喜光寺」の名を賜ったと伝わります。和歌山市在住の友人が蓮の花が見たいとのことで、それならばと2010年に訪問して以来久しぶりに訪問させていただきました。
お寺の歴史は古く奈良時代までさかのぼります。現在では高架道路のすぐ横という立地ではありますが、かつては大阪と奈良をつなぐ旧奈良街道の北に位置し、交通の要衝として多くの人びとが往来する場所でした。
この地域、古くから菅原の里とよばれ、和歌にもよまれた景勝地であり、『万葉集』にも「大き海の みなそこ深く 思いつつ 裳ひきならし 菅原の里」(石川女郎)と詠まれ、「菅原や伏見の里」は枕詞にもなっています。
また奈良時代の高僧、行基菩薩が養老5年(721)に創建。東大寺大仏建立のための布教活動の拠点とした寺であり、行基菩薩はこのお寺で入滅されましので、行基菩薩入寂の寺として2014年平成26年)には行基堂を建立されました。 ↓

本堂は、東大寺造営の際の大仏殿の雛型として建てられたとの伝承から「試みの大仏殿」と呼ばれています。

2010年(平成22年に初めて訪問した時、ちょうど南大門を復興されたばかりでした。
あれからもう10年ぶりなんですね・・・・実は前回は7月に訪問して、その時の方が蓮はきれいでした。このブログの写真は今年のと前回のと混ぜてアップしています。
でも写真も、思い出も色あせることはございません・・・


現在のご本尊は阿弥陀如来、脇侍は勢至菩薩坐像、観世音菩薩坐像です。
(堂内撮影ご許可いただきました)

弁天池には睡蓮も咲いています。↓

境内には室町後期から江戸末期にかけて約150体の石の仏様もおわします。
その中の一体、「春日地蔵」です。↓
錫杖を逆手に持って肩にかけ、横を向いておられるお姿です。春日大社の第三殿、天児屋根命(あめのこやねのみこと)が、本地仏の地蔵菩薩の姿で春日山から雲にのり、地獄に人びとを救いにむかわれる姿だそうですが、お顔がなかなかしゅっとしておられる(^^)/

今は、自宅でこの文章書きながら、Jazz聴いてます(^^♪
曲はもちろん「Lotus Blossom」🎵 ええ、あるんですよ。蓮の花が~
演奏はKenny Dorham Quartet、アルバムは「Quiet Kenny 」で、ジャズを聴き始めたころ購入した1枚です。邦題が「静かなるケニー」とついていて、ジャズってけっこうやかましい音楽だと思っていたのでなんかタイトルに惹かれて買いました。曲はケニー・ドーハムが作曲しています。
ドーハムは蓮だけにハスキーなトーンで印象的なメロディから、トランペットソロを展開します。アルバム全体としても、癒し系の音色で統一されていて心が落ち着きます。
御大、ソニー・ロリンズの「Newk's Time」に収録されている「Asiatic Raes」って曲名違いますがドーハムの「Lotus Blossom」と同じですよね。なんで曲名違うんだろう?「Asiatic Raes」の方は意味がよくわかりません・・・

 ↑ こちらはケニー・バレル1995年録音のギター・トリオ作品。シンプルに美しいメロディーが紡がれていきます。曲は上記のドーハムの曲ではなく、デューク・エリントンの片腕と称されたビリー・ストレイホーンの作品です。ストレイホーン自ら愛奏したそうです。
耽美的な美しさに満ちていて、こちらの方が東洋的な蓮の花に相応しい曲と演奏かも・・・

Jazz この1枚 この1曲 Bill Evans ‎– Quintessence Bass Face2020年08月08日

ビル・エバンスのアルバム「Quintessence」
  ↑ 昔のLPレコード、日本版には帯とよばれる紙が縦にかけてありまして、主にコピーライター?の方がその音楽内容の宣伝を書いていますが、これが「く~、たまらん!」のが多かったです(^^)/ これにつられて買ってしまう・・
曲はB面2曲目、つまりアルバムを締めくくる最後の曲ですね。「Bass Face」が好きです。
この曲はケニー・バレル作曲ですが、アルバムのメンバー、ベースのレイ・ブラウンがずいぶん気にいっているようで自己名義のアルバムでも結構演奏しています。
しかしながら私的には「Quintessence」の演奏が一番のお気に入りです。
ビル・エバンスのアルバムは何といってもトリオ演奏の諸作の評価が高く、それ以外の編成ではジム・ホールとのデュエット作、「Undercurrent」などが高評価されています。
 ↑ このジャケットが幻想的でいいという方多いのですが、私はちょっと怖いです・・(-"-) 水着じゃなくて服のまま水面下。これはどうみても水死体では。。
ホーンが入るのは珍しいですし、フレディ・ハバートのトランペットが鋭い「Interplay」とジェレミー・ステイグのフルートがバイオレンスな「What's New」ぐらいでしょうか?

このアルバム、「Quintessence」は、あまり高評価でも人気盤でもないのですが、ベテランプレーヤー達の成熟した演奏がたまりません。
「Bass Face」ではレイ・ブラウンのベース、その上を各プレイヤーが次々とまるで走馬燈のように切なく名人芸のソロを奏でます。これぞジャズ!心に染み込んでくる味わい深いハードバップジャズ。。。タイトルの「Quintessence」は物事の本質という意味ですが、5人(Quintet)の(Essensce)、Quintet-Essenceが、く~、たまらん!37分間の演奏ではありませんかー(^^♪

Bill Evans ‎– Quintessence
Recorded (May 1976) 1977年発売
収録曲
A-1 Sweet Dulcinea
A-2 Martina
A-3 Second Time Around
B-1 A Child Is Born
B-2 Bass Face

メンバーはビル・エバンスと組むのは異色なのですが名人揃い
Harold Land (ts -A1,2,B1,2)
Bill Evans (p)
Kenny Burrell (g -A1,2,B1,2)
Ray Brown (b)
Philly Joe Jones (d)

私、1980年から社会に出て働き始めました。このレコードが発売された1977年、大学2年生か~
何も考えていなかったあの頃。(いや、今もたいして変わらないか・・・)

突然ですが、この1977年にタイムスリップしてみたくなりました。
事件として、「有珠山噴火」「日航機ハイジャック」「長崎市でバスジャック」など。乗り物が乗っ取られる事件が世界中でも多発していたようです。ハイジャック防止法というのが成立しています。
気象衛星「ひまわり」打ち上げ、アメリカの大統領はジミー・カーターが就任。白黒テレビ放送が廃止(完全カラー放送へ移行)・・・そうなんだ。
スポーツでは、日本人初のプロサッカー選手、奥寺康彦選手誕生、プロ野球では王貞治選手が対ヤクルト戦でホームラン世界新記録の756号を達成!これを球場で見ました!選抜高校野球大会は和歌山・箕島高校が7年ぶり2度目のセンバツ優勝。うん、強かったぞ!
キャンディーズが日比谷野外音楽堂で行われたコンサートで「普通の女の子に戻りたい」と解散することを宣言。はい、戻って下さいね。
新潟市で横田めぐみさんが下校途中に北朝鮮の工作員に拉致される!オイヽ(`Д´)ノ もうそろそろいい加減にせんか~!
和歌山県有田市で集団コレラが発生!ありました!あの時は驚きました!(私、和歌山県人だったので)
しかし、今の新型コロナのパンデミックと比べれば、一瞬の出来事だったのですね。。。

全てがアナログで、コンピュータはありましたが、パソコンなどどこにもないあの時代。インターネットなど、スマートフォンなど影も形もないあの時代。駅には伝言板があったあの時代。やはり懐かしいなあ。。

個々の出来事・事件は調べないと思い出せません。
ビル・エバンスを聴きながら、当時住んでいた東京渋谷の下宿、広尾の商店街、高輪台の学校、恵比寿の居酒屋でのアルバイトなど、やはり走馬灯のように切なく思い出されるばかりでございます。

Jazz この1枚 この1曲 George Mraz In Duet With Roland Hanna ‎– Porgy & Bess Summer Time2020年08月02日

8月に入りまして、梅雨も明けいよいよ夏真っ盛りです🌴
だからというわけもないのですが(いやちょっと意識してます)。好きな曲「Summer Time」です。
レコードで持っています。初めて聞いたのはかすかな記憶ですが、多分渋谷のジャズ喫茶「メアリー・ジェーン」。アバンギャルドなジャズを中心に聞かせるお店で、オーネット・コールマン、ジョン・コルトレーン、セシル・テイラーなどの合間にこのレコードがかかった瞬間、正直ほっとして、そしてはっとしました(^^♪
かかるのはたいていA面、そして1曲目が「Summer Time」この演奏です!ピアノとベースという最小限の楽器構成。「ポギーとベス」(Porgy and Bess)はジャズで多くの吹込みがあり、私もマイルス・デイビスの名盤を筆頭にかなり聴きました。で、やっぱり一番好きなのがこのジョージ・ムラーツとローランド゙・ハナのデュエット盤でございます!
トリオ・レコードの発売で日本制作。録音技師も日本人、及川公生氏で録音がまた素晴らしい!ジョージ・ムラーツのよく歌うベースとローランド・ハナのまろやかなピアノ。く~、たまらん!
ジャケットも映画なんかでよく見かける、消火栓でしょうか?壊れて水が吹き出し中。よくわかりませんがなんか下町っぽくていい感じのデザインが好きです。


「ポギーとベス」(Porgy and Bess)は、アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュインが死の2年前にあたる1935年に作曲した3幕9場からなるオペラで、劇そのものを私は見たことないです。ミュージカルの先駆的な存在だそうです。1920年代初頭、アメリカ南部の町で暮らす、貧しいアフリカ系アメリカ人の生活を描き、ジャズや黒人音楽のイディオムを用いて作曲されています。我々日本人にはかなり遠い、異文化の世界と言えるでしょう。しかし、曲を、演奏を聴くとなんとなくイメージできてしまいます。。演奏はピアノとベースですが、オペラですし例によってほんとは歌詞があります。

Summertime
作曲 George Gershwin  作詞 DuBose Heyward, Ira Gershwin

Summertime
And the livin’ is easy
Fish are jumpin’
And the cotton is high

Your daddy’s rich
And your mamma’s good lookin’
So hush little baby
Don’t you cry

One of these mornings
You’re going to rise up singing
Then you’ll spread your wings
And you’ll fly to the sky

But till that morning
There’s a’nothing can harm you
With daddy and mamma standing by

ローランド・ハナというピアニスト、お顔はかなり個性的に濃いのですが、作曲しますとクラシックの小品を思わせる曲もあってなかなか好きですね。トリオ演奏もいいのですが、ジョージ・ムラーツとのデュエットが相性抜群でした。
日本で、ローランド・ハナさん見かけたことあります。大阪市にあるJazz Club Over Seasです。
ジャズピアニストの寺井尚之氏がオーナーのお店で当時、本町通り(大阪府東警察署の向かいぐらい)に面したお店でした。(現在堺筋本町駅近くに移転)
そのお店の前をいつも歩いて当時勤務していた学校まで通っていたのですが、帰り道に通りかかりますと、道路に面したガラス窓の横にピアノが置いてあって、ハナさんが演奏されていたのです。一瞬、目があった気がします。気持ちよさそうに演奏されていました。きっと「Summer Time」に違いない!よほどそのまま、お店に立ち寄ろうと思ったのですが。。。その日は外から少しの時間見つめて・・・帰りました(-"-)
結局、生演奏を聴くこともなく時は流れ、ローランド・ハナさんは亡くなられました。
元のJazz Club Over Seasはその後、ドトールコーヒーになり(帰り道よく立ち寄りました)、そこもなくなって今は新しいビルが建っているようです。
時は移り、町並みも変わる。でも「Summer Time」を聴けば、あの日の夏の暑さと共に、いろんな思い出が蘇るのでございます。

Jazz この1曲・この2枚 My Back Pages2020年07月19日

ジャズの曲って基本的に何でもありです。ジャズ・ミュージシャンが作曲した有名曲も、もちろんいっぱいありますが、ほかのジャンルから持ってきたものもいっぱいあります。ミュージカルだの、クラシックだの、ポピュラーだの。

日本人ジャズ・ミュージシャンに至っては、日本の民謡まで取り込んだりしてます(‘ω’)

今回のアルバムは、キースジャレットの「Somewhere Before」、曲は「My Back Pages」です。

アルバム・タイトルは「昔・・どこかで」みたいな感じでしょうか。で、「My Back Pages」はボブ・ディランの曲です。

チャーリー・ヘイデンの重~い、重いベース・ソロから始まり、ピアノとドラムが加わっていくこのイントロが、く~、たまらん!そのピアノの旋律で、切ない青春の思い出が蘇ります。

最後に、拍手が聞こえてきますが、それでこの演奏がライブだということもわかります。

通常ライブならライブと、どこかにクレジットされているのですが、ジャケットには、いつどこそこでのライブとか全く記載はございませんし、ライナーノートには解説の最後に、初のライブアルバムとだけ記載がありました。

 

↓ アルバム・ジャケットもセピア色でノスタルジックで素敵です。 

収録曲は

1. My Back Pages

2. Pretty Ballad

3. Moving Soon

4. Somewhere Before

5. New Rag

6. A Moment For Tears

7. Pouts' Over (And The Day's Not Through)

8. Dedicated To You

9. Old Rag

全9曲のうち7曲がジャレットのオリジナルで、オリジナルでないのが、この「My Back Pages」と「Dedicated to You」の2曲です。 

で、元のボブ・ディランバージョンは「Another Side Of Bob Dylan」(1964年)というアルバムに収録されていまして、聴いてみたのですが、そっちの感想はというと、「う~む・・・・」でございます。

ボブ・ディランはご存じのように、2016年歌手として初めてノーベル文学賞を受賞しています!

これはなかなかスゴイことだと思っています。

ノーベル文学賞ですよ!つまり歌詞が優れていると! 

ボブ・ディランは「風に吹かれて」「時代は変る」「ミスター・タンブリン・マン」「ライク・ア・ローリング・ストーン」「見張塔からずっと」「天国への扉」などなど多数の楽曲により、1962年のレコードデビュー以来、半世紀以上にわたり多大な影響をミュージシャンにも、リスナーにも与えてまいりました。

ガロなるグループの『学生街の喫茶店』のフレーズ「学生でにぎやかなこの店のかたすみで聴いていたボブ・ディラン♪」というのがありましたが、あの頃(196070年代)の若者文化において、ボブ・ディランというアーティストの影響力はかなりあったと思います。

しかし、さすがノーベル文学賞、歌詞が・・・詩が難解です。。。(‘ω’)私には。。

 

My Back Pagesの歌詞です↓

 

Crimson flames tied through my ears

Rollin' high and mighty traps

Pounced with fire on flaming roads

Using ideas as my maps

"We'll meet on edges, soon," said I

Proud 'neath heated brow.

Ah, but I was so much older then,  ← ああ、けれど当時の私は老いぼれだった
I'm younger than that now.       今の方がずっと若い  (この繰り返し部分以外よくわからん)

 

Half-wracked prejudice leaped forth

"Rip down all hate," I screamed

Lies that life is black and white

Spoke from my skull. I dreamed

Romantic facts of musketeers

Foundationed deep, somehow.

Ah, but I was so much older then,

I'm younger than that now.

 

Girls' faces formed the forward path

From phony jealousy

To memorizing politics

Of ancient history

Flung down by corpse evangelists

Unthought of, though, somehow.

Ah, but I was so much older then,

I'm younger than that now.

 

A self-ordained professor's tongue

Too serious to fool

Spouted out that liberty

Is just equality in school

"Equality," I spoke the word

As if a wedding vow.

Ah, but I was so much older then,

I'm younger than that now.

 

In a soldier's stance, I aimed my hand

At the mongrel dogs who teach

Fearing not that I'd become my enemy

In the instant that I preach

My existence led by confusion boats

Mutiny from stern to bow.

Ah, but I was so much older then,

I'm younger than that now.

 

Yes, my God stood hard when abstract threats

Too noble to neglect

Deceived me into thinking

I had something to protect

Good and bad, I defined these terms

Quite clear, no doubt, somehow.

Ah, but I was so much older then,

I'm younger than that now.

 

あの頃自分はあんなことをした、あんなことを言ったり、考えたりしていた。あんな奴らもいたかな...と昔を振り返っていますが、リフレイン部分が「あの頃は俺も若造だったぜ」という言い方ではなくて、「あの頃よりも今の方がずっと若いぜ」となっていて、若いくせに成熟した考え方をしたり、行動していたかつての自分に対する反省?そして年寄り臭い分別めいた生き方は止めるぞ~、という意味なのか。う~む。。。

 

まあ、キース・ジャレットの方は歌詞などございませんので、美しいメロディを楽しむだけなのですが。

この曲はジャズ・ミュージシャンが取り上げて、ヴォーカルなしで演奏して、美しくなるような気が・・ディランさん、歌詞を無視してゴメンなさい!

なのでもう一枚、この曲「My Back Pages」が入っていて好きなLPレコードを。 

 太田邦夫クインテット「俺たちの青春」・・・なんという恥ずかしいタイトルでしょうか。

でも、これは「My Back Pages」の訳文みたいです。(昔、そんなテレビドラマもありました・・)

こちらでは、テナーサックスでメロディを歌い上げいて、ちょっと涙ぐみます。。。

Jazz この1枚・この1曲 Because Of You (Jos Van Beest)2020年07月16日

今、音楽を聴くスタイルはネットワークオーディオで、Spotify が中心なのですが、LPレコードや、CDのアルバム単位で自分にとって思い出深いもの、好きなものをピックアップしておこうと思いまして。。。
 ↓ Because Of You (Jos Van Beest) です。
演奏メンバー:
Jos van Beest (piano), Evert J.Woud (bass), Rolf Breemer (drums)

曲目:
1. What Are You Doing The Rest Of Your Life
2. There's No Greater Love
3. The Shadow Of Your Smile
4. Because Of You
5. The Days Of Wine And Roses
6. Yours In My Heart Alone
7. In A Sentimental Mood
8. Blue Bossa In De Amsterdamse Grachten
9. Once I Loved
10. Michelle With Wave
11. Blues For Monty 
 
で、この1曲は What Are You Doing The Rest Of Your Life? です!

(Words by Alan & Marilyn Bergman / Music by Michel Legrand)

演奏はピアノトリオで、美しい旋律がそれはもうロマンティックに。。。

この名曲は多くのジャズマンにも取り上げられて演奏も多数ありますが、これが一番のお気に入りでございます。


歌詞もありまして次の通りです ↓


What are you doing the rest of your life?

North and south and east and west of your life?

I have only one request of your life
That you spend it all with me. 
  ←  く~っ たまらん!

All the seasons and the times of your days.

All the nickels and the dimes of your days.

Let the reasons and the rhymes of your days.

All begin and end with me.

I want to see your face,

In every kind of light,

In fields of gold and

Forests of the night;

And when you stand before

The candles on a cake.
Oh let me be the one to hear 

The silent wish you make.     ←  く~っ たまらん!

Those tomorrows waiting deep in your eyes

In the world of love you keep in your eyes,

Ill awaken what's asleep in your eyes,

It may take a kiss or two..

Through all of my life..

Summer, winter, spring and fall of my life,

All I ever will recall of my life
Is all of my life with you.    
 ←  く~っ たまらん!


で、このピアニストを発掘して日本に紹介、CDを発売されておられますのが大阪の澤野商会さんです。

初めて店舗をお訪ねしたときは、(噂には聞いていましたが・・・)衝撃でした!

何しろ本業は履物屋(下駄屋)さんなのです。。。 ↓

 ↑ ご本も出しておられます

まず、この下駄屋さんのレトロ感に感動します!CDは店内にちゃんと並べられていますので心配いりません。ご主人(澤野氏)にお勧めとか会話も交わしましたが、とても温厚な紳士かと。

ダウンロードして音楽聞くのが主流ではありますが。。。またいつか通天閣、新世界。澤野商会にCD購入行きますよ~(^^♪
このCDは、私にとって大切な方からいただいた、その時の思い出が詰まった特別な1枚でございます。

雨降りだからジャズでも聴こう2020年06月18日

2020618日・・・今日は終日雨でした。

雨の日、基本的に外出しない。気分はどちらかといえば鬱。そんなとこでしょうか。

雨の日、遊びで外出して気分もウキウキだぜーは、まあ普通ないでしょう。。

植草甚一さんの「雨降りだからミステリーでも勉強しよう」(晶文社)という本があります。

 ↓ 私が持っているのは単行本の方です。

この本のタイトルがおしゃれやなあ。というわけでパクりました。いやすでに多くの方が「雨降りだから~しよう」とパクりまくっている気がします。

 

で、音楽JAZZなど聞いて過ごそーという段取りなのですが。とりあえず何を聴くか?

曲から入ることにしましょう。雨にひっかけて "Here's That Rainy Day" の入っているアルバムでいこう。

楽器はギターが気分かな。ウエス・モンゴメリーにもありますが、ウエスは乾いたイメージにつき、ケニー・バレルで決定~!アルバムは “Soul Call”  "Here's That Rainy Day" は6曲目に入っています。よし!

で、聞きながら読書です。ここで、ハードなジャズファンからは「なんやとお~!流し聞きとは何事ぞ!一音も逃さぬようミュージシャンと対峙するのじゃあ!」とお叱りを受けるところなのですが、まあまあ・・・

ジャズのいいところは楽器だけで演奏されること。(いやジャズボーカルもありますけど、私あまりそっちは好きくないので。だってボーカルつまり歌詞があればそっちに気を取られちゃいますもんね。)

 

"Here's That Rainy Day" もほんとは歌詞つきです(^^♪

作詞/ジョニー・バーク Johnny Burke

作曲/ジミー・ヴァン・ヒューゼン Jimmy Van Heusen

歌詞は ↓ 

Maybe I should have saved those leftover dreams

Funny but here's that rainy day

Here's that rainy day they told me about

And I laughed at the thought That it might turn out this way

 

Where is that worn out wish that I threw aside

After it brought my love so near

Funny how love becomes a cold rainy day

Funny that rainy day is here

 

It's funny how love becomes a cold rainy day

Funny that rainy day is here

 

ケニー・バレルといえば1963年録音、Blue Noteの有名盤 “Midnight Blue” がありますが、

 Soul Call” は1964年録音の Prestige 盤です。録音エンジニアはどちらも Rudy Van Gelder。楽器編成もほぼ同じですが、“Soul Call” はサックスが入っていませんので、よりケニー・バレルのギターサウンドを堪能できます。うん、いいチョイスやな!(^^)!


で、本ですが、何にしようかな。。。

古代史が好きなので、梅原猛さんの著書の中から「神々の流竄」(集英社文庫)でも。梅原さんの著作、文体独特の癖があってなかなか手ごわいのですがまあ面白いです。


84ページに茅の輪行事のお話が書かれています。
そーか、ちょうどその季節だしな~と思いつつ、読み進んでいるうちに。。。つい、うとうと・・・と。気が付いたらケニーバレルさんの演奏など、とっくに終わっているのでございました('ω')
タイトル変更「雨降りだからうたた寝でもしよう」

ジャズと映画 part3 坂道のアポロン2020年06月16日

映画「坂道のアポロン」を観ました。アニメもありますが実写版です。

2018年公開映画ですので、全然旬な話題ではないのですが。。だって知らなかったんですもの。だってその頃はまだ忙しかったんですもの。。。

原作は小玉ユキさんによる漫画で、「このマンガがすごい! 2009」オンナ編で1位を獲得、第57回小学館漫画賞一般向け部門を受賞というなかなかの作品だったのでございます。 


(以下、どうしても多少ネタバレになります。。。)

青春映画ですね。人間関係は、概ねこんな感じ。

   

 ピアノ        ドラム         ボーカル

西見 薫→  友情  ←川渕 千太郎←  幼馴染💛 迎 律子

        ↓尊敬   💛           ↑親子

桂木 淳一💛友里恵         迎 勉      

トランペット  画学生        ベース

💛関係が典型的でわかりやすくてイイですね~ 薫は律子に💛です


東京のドクター、西見薫はピアノが特技らしく病院で子供に頼まれてちょこっと弾いてみたりしています。彼の机の上には高校時代の写真とロザリオが飾られています。。↓


時代設定とロケ地も最高です!(原作者の出身地)


1966年初夏、男子高校生・西見薫は、横須賀から長崎県の佐世保市にある佐世保東高校に転校、「坂道が忌々しい・・」とつぶやきながら通学している所から物語は始まります。

薫は学校の屋上で誰もが恐れる不良、千太郎と運命的な出会いをします。

薫はクラシックピアノが好きなのでした。↓ 


転校して、クラスメートからは「東京の方から来た、ぼんぼんらしかよー・・・」と陰口をたたかれる中、クラス委員の律子が親切なので、「レコードが買えるところは?」と聞きますと、「うちの家においでよ~」と言われて「それはいくらなんでも早すぎでは~💦」と思いつつ、お家に行きます。するとお家がレコード屋さん!というおちですね。 このレコード屋さんというのがイイですね。

そーそー。この時代、町には本屋さんがあるように、レコード屋さんがあったんですよ。 

↑ 店主(ジャズベースを弾く)の好みでかなりジャズ寄りの品揃えの様子!(^^)!
はい、壁面ディスプレイご覧ください。
マイルス・デイビス  ブラックホーク 
リー・モーガン  ザ・サイドワインダー
ジミー・スミス ザ・サーモン
ジョン・コルトレーン ジャイアント・ステップス などなどが見えるでしょ~(^^)/
く~っ、たまらん!
しかもこの店主、地下室まで作ってスタジオにしてるんです。
律子に誘われて地下室に降りていくと、仙太郎がドラムをたたいています!
東京から学生運動に疲れた大学生純一も、帰ってきて突然ジャムセッションに・・・
薫も参加して、ジャズの集団即興演奏に、ちょっと楽しさを感じていきます
この地下室のレンガ造りの壁、どっかでみたような・・・
薫はお店で、クラシックを買わずに、アートブレイキーのモーニンを買い求めます(^^)/
ええ、あの恐ろしいジャケットの・・・ ↓

数日後、律子に恋心を抱いた薫は頑張って電話で、図書館へ行こうと誘います!
返事はOKだったのですが。。。   ↓ この電話機・・・10円玉・・・くーったまらん!
待ち合わせ場所の教会に行ってみると、何故か仙太郎も一緒で行先は海水浴に・・・
いや~、青春ですね~(^_-)-☆
ロケ地は白浜海水浴場で佐世保で一番大きな海水浴場だそう。水平線まで青く澄んだ海と文字どおり白い砂のビーチ。(和歌山にも同名ビーチありまーす)
↑ 海で偶然出会った年上の友里恵は実は、純一の彼女・・・
そんなこととは知らない仙太郎は、画学生友里恵に絵のモデルなど頼まれて、浮かれています。
これがアポロンだそうで・・・仙太郎はロダンの考える人と区別がつかない様子。
ロケ地は眼鏡岩、平戸藩のお殿様が愛でた「平戸八景」の1つで、高さ10m、横幅20mのびょうぶ状の岩に、巨大な穴が自然にくり抜かれて眼鏡状になった奇岩で、鬼が作ったと言う伝説がありるそうです。

ある日、街のジャズバーで、在日米軍(多分そういう設定)に絡まれます
喧嘩っ早い仙太郎が殴り合いになりそうなところ、暴力では何も解決しないと純一がトランペットの実力を見せつけると
仙太郎のドラム、薫のピアノも加わってスイングします
さらに、純一は達者な英語でジャズボーカルも披露♪ あんたチェット・ベイカーか~
これには米国人達も唖然!拍手喝采 音楽に国境なし(^^)/

薫と仙太郎は、それぞれ家族や出生、さらには失恋で悩んでいて、友情もギクシャクする中、学園祭の季節がやってきて、薫は実行委員をすることに。
仙太郎は、他の生徒達がやるロックバンドに誘われて、そこでドラムを叩くことに。  
↓ なんとなく~な演奏の仙太郎 ファッションが笑える
ところが、ロックバンド演奏中、突然停電になるというハプニング!
メイン楽器のエレキギターが使えません。
実行委員として薫が、停電修理の間を持たせるからと、アコースティックピアノを弾きます。
曲はマイ・フェイバリットシング。これは律子の大好きな曲でした。
「あ、これってサウンドオブミュージックの・・・」と会場が徐々に気づき始めると・・・仙太郎がドラムで参加します!(カッコいいシーンです)
お互いに顔を見合わせ、合図して曲はモーニンに!会場大興奮

仲直りして、やがて季節は冬。教会でのクリスマスコンサートに薫は、律子のボーカルを加えてやろうと提案します。
ところが当日、律子と仙太郎が薫のところへ向かう途中、事故にあってしまいます。

命は助かったものの、責任を感じた仙太郎はいつも肌身離さずつけていたロザリオを外して去っていったのです。

そして10年後、病院で勤務する薫のもとに純一と友里恵がやってきて一枚の写真に偶然、仙太郎が写っていたことを知らせてくれます。それは教会の結婚式の写真で、仙太郎の神父姿でした。薫は佐世保で10年ぶりに律子と再会、律子を誘って二人で仙太郎に会いに向かいます。
島の密度は日本一、常緑広葉樹の森が水面に影を落とし、波静かな浦々の九十九島です!
九十九島の一つ、黒島にある黒島教会です。世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」構成資産の教会堂は、今も祈りの場として使用されています。
江戸時代後期、平戸藩が入植を認めると外海や生月(いきつき)島の潜伏キリシタンが多く移住しました。最初に常駐したマルマン神父が、基礎に特産の黒島御影石を積み、40万個のレンガを使い、1902年に祝別したロマネスク様式の美しく荘厳な教会です。
そーか、仙太郎、こんないいとこで神父見習いをしていたのか~。教会からドラムの音が聞こえるぞーって走り出す二人。
↑ 感動の再開シーンです!
あまり言葉は要らない!すぐに演奏が始まります!マイ・フェイバリットシング。
薫が言います。あの時言えなかった・・・僕の好きなもの「それはこの時間なんだ!」
仙太郎が合図します!あの時できなかった律子のボーカル・・・さあ、今だっカモン
この映画では演奏のシーンで、お互いに顔を見合わせ、目で合図してノッていくシーンがとてもクールなんです。ジャズという音楽の特徴であるコレクティブ・インプロビゼーシヨン(集団即興演奏)が表現されています。
 ↓ エンドロールは・・・
やっぱ、レコードですよね~ いいなあ、懐かしいなあ。。。

アニメも見てみようと思ってます。全12話、各エピソードにジャズの有名曲のタイトルがふられています。。。

#1 モーニン(Moanin'

#2 サマータイム(summertime

#3 いつか王子様が(Someday My Prince Will Come          

#4 バット・ノット・フォー・ミー(But not for me           

#5 バードランドの子守唄(Lullabys of Birdland

#6 ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ(You don't know what love is            

#7 ナウズ・ザ・タイム(Now's the time

#8 ジーズ・フーリッシュ・シングス(These foolish things

#9 ラヴ・ミー・オア・リーヴ・ミー(Love me or leave me

#10 イン・ア・センチメンタル・ムード(In A Sentimental Mood   

#11 レフト・アローン(Left Alone

#12 オール・ブルース(All Blues

放映されたのは2012年ごろとかなり以前だったんですね。。。だって知らなかったんですもの~

ジャズ と 映画 Part22020年05月27日

前回(ジャズ と 映画)に書き忘れたのですが、映画「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」はジャズマン出演のフィクションドラマです。タイトルはセロニアス・モンクの名曲ですが、このブログタイトルもそれをもじってますです。はい('ω')

で、モンクの映画DVDを持ってました。「THELONIOUS MONKSTRAIGHT NO CHASER」(1988年)

セロニアス・モンクご本人出演のドキュメンタリーです。(当然、白黒画面ほとんど)

シャーロット・ズヴェリン監督でクリント・イーストウッド製作総指揮。

ホントにイーストウッドさんたらジャズがお好きなんですよね♪

 

マイルス・デイヴィスを描いたドキュメンタリー映画の日本劇場公開が決定!とのニュースを知ったものですから、これは行かねばなるまいと。。。

ドキュメンタリー映画「マイルス・デイヴィス クールの誕生」 (原題:MILES DAVIS: BIRTH OF THE COOL / 監督:スタンリー・ネルソン)の日本劇場公開がマイルスの94回目の誕生日である526日に発表されました。202094日から順次公開とのことでございます。

↑ そりゃもうジャズの雰囲気がプンプンと漂ってきそうな。。

 

マイルスといえば、その代表作の一つで、歴史的名盤といわれます「Kind of Blue」がありますが、そのレコーディング参加していたドラマー、ジミー・コブ氏が524日肺癌で亡くなったそうです。御年91歳!そのレコーディングの演奏メンバーは

マイルス・デイヴィス - トランペット

ジョン・コルトレーン - テナー・サックス

キャノンボール・アダレイ - アルト・サックス

ビル・エヴァンス - ピアノ

ウィントン・ケリー - ピアノ

ポール・チェンバース - ベース

ジミー・コブ - ドラム

といった面々だったのですが、実はこれで、演奏メンバー全員が亡くなったことになります。。。

ああ、時代が過ぎていく。ご冥福をお祈りいたします。

コブさん、当然上記映画にもご出演でしょうし、そういう意味でも必見となりました。

↑映画のトレーラーにも出演しているのを発見。最後の雄姿か。。