ロン・カーターを聴け!2020年05月14日

ジャズという音楽には、リズムセクションという担当部署?があり、ミュージシャンの中でドラマーやベーシスト、ピアニストなどがその位置づけにあるそうです。ピアニストはとりあえず置いといて、ドラマー、ベーシストは腕達者な方はそれはもう、引っ張りだこという感じで、いろんなバンドにお呼ばれして演奏することになります。
ベーシストではポールチェンバースさん、自身のリーダー作は少ないのですが、とにかく呼ばれて演奏しまくりでした。そしてポールさんをしのぐであろう、しかも現在も活動中のジャズベースの巨人こそが、ロン・カーター!その人です。
日本でも人気があり、ウイスキーとかコーヒーとかのテレビコマーシャルにも出演していました。
先日は2019年ブルーノート公演がNHK BS8Kで放送されてましたね。でもウチ8Kとかじゃないので見れてません。。

いったい、この人どれぐらい吹き込みあるんだろう?
Wikipeia Ron Carter discography にて検索してみますと。。。
リーダー及び準リーダー作57枚(2018年まで)
As sideman 参加作品 326枚(2018年まで) !!…なんとまあ多いことよ~
多分、本人ももう何枚吹き込んだのか?わけわからないのでは。

ジャズ界の帝王、マイルス・デイビスが大好きなジャズ評論家、故・中山康樹氏の名著「マイルスを聴け!」は改訂を重ねVer8ぐらいまで行ってたと思います。私、Ver6持ってます(^^)/
Ver8でアルバム掲載数652枚らしく、マイルスの場合全てリーダー作といってよいのでこの数も凄いですよね。ただし相当数がブートレグ(いわゆるオフィシャルじゃないやつ)です。
そうしますとこのロン・カーターの参加アルバム数、ジャズ界の最多ではないでしょうか~?

シビアなジャズマニアの方や音楽家の方からはロン・カーターのベースは「音程が悪いー!」とか「鼻つまりのような人工的な音が気持ち悪い~」とかも言われてます。
しかしながら、やはりこれだけ吹込みがあるということはスゴイことだと思います。

今回は、ロン・カーターのアルバム中からマイフェイバリットを。
そしてさらにその中の1曲をお勧めしたいです。
アルバムは Piccolo (1977)  曲はラストの Tambien Conocido Como  
ちなみにこのアルバムはベースではなく、当時ロン・カーターが凝っていたピッコロベースという楽器でソロを取りまくりです(^^♪


中山康樹氏を倣って「ロン・カーターを聴け!」って、、、あなたがジャズを聴いてベースが入っていたら、ロンの可能性かなり高いですが~( ´艸`)

古代史探訪 推古天皇陵と叡福寺2020年05月14日

※  今(2020年5月)旅行・お出かけ系のブログをアップすると誤解されそうなので。。
訪問時期は以前です。その頃は、忙しくてブログ書いていられませんでした。それが今は。。。そんなわけでございます(;´д`)

王家の谷というエリアがあります。
エジプトのテーベ(現ルクソール)のナイル川、西岸位置する岩山の谷にある岩窟墓群です。
ここに古代エジプトの王族達の墓が集中していることからです。現在、24の王墓を含む64の墓が発見されているそうです。1979年に「古代都市テーベとその墓地遺跡」として世界遺産にも登録されています。

日本ってそういう世界の有名地を「日本の○○」という言い方するのってけっこう好きですよね。私も好きです(^^)/
例えばペルーの世界遺産マチュピチュは、日本のマチュピチュ「竹田城跡」(兵庫県)、イタリアの世界遺産アマルフィは、日本のアマルフィ「和歌浦」(和歌山県)などなど、いっぱいあります。
でも実際に行ってみますと、オイオイ違うぞーって言いたくなるものがほとんどなのですが、そりゃあ当たり前でしょー('ω')

大阪は南河内郡太子町界隈の「近つ飛鳥」エリア(ここには日本最初の官道である竹内街道が通っています。)には、敏達天皇(30代)、用明天皇(31代 聖徳太子の父)、推古天皇(33代)、孝徳天皇(36代)の陵墓や叡福寺の境内には聖徳太子の御廟があります。ほかにも遣隋使小野妹子の墓や多くの古墳があり、このエリアは日本版「王家の谷」と呼ばれています(^^)/

大阪の「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産に登録されて、古墳ファンも増えたとのことですが、普通の観光地とは違って、(宮内庁の治定が正しいかどうかは別としても)お墓であることは間違いありません。尊厳を保つようにしたいものです。まあ、古墳って、現在ではほとんど森としかみえませんから、ポイントはやはり想像力で古代の風景やロマンに想いを馳せることでしょうね~!

私、古代史が大好きで、今回は黒岩重吾さんの小説「紅蓮の女王」を読んで、日本の王家の谷エリアにいってまいりました~

「暗雲はらむ古代日本。大王家をめぐって権謀が渦まくなか、絶世の美貌の身を恋の激情にゆだねる炊屋姫。そして、強敵物部氏を滅亡に追いつめてゆく、冷徹な政治家蘇我馬子。
二人の像を中心に、推古女帝即位にいたる激動の古代を彩る人間ドラマを鮮かに描いた、壮大な歴史小説。」(「BOOK」データベースより)
小説では蘇我馬子のキャラクター描写が秀逸で、是非ドラマ化希望!って古代史のテレビドラマってほとんどないんですよね~
推古天皇(炊屋姫)役は何といっても高島礼子さんかな。でもご年齢がな~。(推古天皇即位前で30歳ぐらい~)、鈴木京香さんもいけそうだが、ご年齢がな~。なんでもこなせる女優、綾瀬はるかさんはどうだ?ちょっと違うか?そうだ。。波留さんでいこう!
彼氏の三輪 逆(みわのさかう)は誰がいいだろー?高橋克典さんあたりか。マッチョな警備担当武士という役柄です。でもまあ男優は誰でもいいやって。。オイオイ(*'ω'*)
権謀術策をめぐらす蘇我馬子は誰にしようかな。ライバル激情的性格の物部守屋は誰がいいだろーて、番組プロデューサーにでもなった妄想です。。


日本初の女性天皇(諸説あり)、お会いしたかったです~。というわけでこちら↑ 陵墓でございます。
磯長山田陵(しながのやまだのみささぎ)大阪府南河内郡太子町大字山田。子の竹田皇子との合葬陵墓。遺跡名称は「山田高塚古墳」。墳または長方墳だそうです。
参道が整備されており、ご参拝しやすいです。

こちらから、畦道を通って二子塚古墳にも歩いて行くことができます。二子塚古墳は墳形が双方形という特異なものです。双方墳という特異な形式は、合葬が一般化する古墳時代終末期の風習を受け、生み出されたと推測されていて被葬者は不明とのことですが、こちらが推古天皇・竹田皇子の真の合葬陵墓とする伝承があるそうなんです!なのでぜひ両方ご参拝くださいませ。

二子塚古墳から推古天皇陵 ↑(二子塚古墳西方約200メートル)

こちらは用明天皇陵墓、↑ 用明天皇は推古天皇の兄、聖徳太子の父。

そして叡福寺。こちらに聖徳太子の墓所とされる叡福寺北古墳(磯長墓〈しながのはか〉)があります。(諸説あり)寺伝によれば、聖徳太子は生前、推古天皇28年(620年)にこの地を墓所と定めたというでございます。

境内は静謐な空間が広がります。

聖徳太子御廟です。
ちなみに2021年は聖徳太子が薨去(こうきょ)されてから1400年を迎える節目の年となっています。
聖徳太子ゆかりのお寺巡りなどもしてみたいなーと思いつつ。。。合掌