ジャズは怖いか ― 2020年04月30日
音楽の中で何故かジャズは怖いと捉えられることが多いらしいです。
その事にいち早く気づかれた、故・中山康樹氏は、氏の著書の中で「こわくないでちゅよ~」と一生懸命説かれた。しかしながら人々に、「そうだったんですね」と納得してもらえたのかというとそうでもなさそうです。
フリージャズというようなスタイルもあって、演奏内容は楽しいとか明るいとか程遠く難しい、暗いしたがって怖い。これはやむをえません。
しかしながらやはり怖いと感じる一番の原因は、①アルバムジャケットのデザイン
②ミュージシャンの見た目及び素行 にあるのではないかと。
怖いミュージシャンの代表といえば、私的には、まずマイルス・デイビス。
この方はジャズ界のドンですから、怖くないはずがない。
次にチャールス・ミンガス、この方は楽器がベースです。低く地響き立てながらオーケストラ率いたりして、その作品も、黒人地位向上、社会に対する反抗をメッセージにラディカルです。エピソードとしてバンドマン(ジミー・ネッパーだったかな)を殴って歯をへし折ったとか聞かされると、私たちはもう、アワアワとなってしまいます。
あ、でも私、ミンガスのアルバム「THE CLOWN / 道化師」に入っている「ハイチ人の戦闘の歌」大好きで、大事な戦い(何の戦い?)に出陣する際はこれを聞いて勇気を奮い起こしてから出かけます(^^)/
アルバムジャケットで怖いといわれる代表が、アート・ブレイキーのモーニンです。
いわゆる超名盤なので、入門書にも推薦されているのですがCDを手にした時のためらいが伝わってきます。よーく見ると男前のきりっとした肖像なのですが。。。
むしろブレーキー作品、カメラマンに明るくお願いしますといわれたのかどうか、演奏中に笑っている?というかその際、大口が開いてガハハ状態になっている方が、いかがなものかと。↓
大半はこのガハハ系ジャケットですが、口を閉じると今度は↓
演奏しながらおタバコというお行儀の悪さ。。。
やっぱりジャズは怖い。。?
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