ジャズ と 映画 ― 2020年05月25日
私、映画わりと好きなんですけど、ジャズをテーマにした映画ってのも、いくつかありますよね。
クリント・イーストウッドが、大のジャズファンであることは有名ですし、チャーリー・パーカーの音楽と生涯を描いた伝記映画「バード」(1988)は彼が監督を務めています。 ↓
↑ 映画「ラウンド・ミッドナイト」(1986)ではテナーサックス奏者のデクスター・ゴードンが主演。ハービー・ハンコックがアカデミー作曲賞を受賞し、デクスター・ゴードンもアカデミー主演男優賞にノミネートされたなかなかの作品でした。そりゃもう演奏シーンがフレディ・ハバード、ウェイン・ショーター、ロン・カーターなどなどプロで固められているものすごさ!
ミステリー映画ですが、「死刑台のエレベーター」(1958)でのマイルス・デイヴィスの演奏も有名になりました。 ↓
↑ 比較的最近では、「セッション」(2014)が、すさまじい映画でした。第87回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、名門音楽大学の先生役、J・K・シモンズが助演男優賞を含む3部門で受賞しています。
生徒である主人公のドラムに対しての指導の厳しいこと!
ひ~~!恐ろしい。プロを目指すというのはなんともはや大変かなと!
こちらビッグバンドが舞台ですが、練習シーンのパワハラ、アカハラがえげつなさすぎて、後味があまり良いとは言えない映画でした。ラストシーンはすさまじいですが。
それに対して同じビッグバンドが舞台。ちょっと古い日本映画ですが「スイングガールズ」(2003)をこの間、久しぶりに観ました。やっぱりこっちが(映画として)面白いですね~(^^)/
東北地方にある高校の落ちこぼれ学生、鈴木友子(上野樹里)ら女子生徒が、夏休みの補習授業をサボるため、なりゆきでジャズバンドを始めるというお話。(青春ムービーですね)
↓ この大あくび、もー最高ですね!
↓ 楽器は何ができますかときかれて。。
リコーダーしか吹いたことのない関口香織(本仮屋ユイカ) えへっ♪
↓ 所属するロックバンドが解散し、手持無沙汰となったギター担当の渡辺弘美(関根香菜)とベース担当の山本由香(水田芙美子) 見た目としゃべり方怖いが、いいやつだったりする。
↓ 鼻の穴にマウスピースを突っ込むわ、トランペットでシャボン玉作るわ。。(ほんとにそんなことできるのか?)学生たちの馬鹿さかげんがたまらんシーンです!
↓ 使わない(使えない)パソコンと妹のゲーム機売って、中古のサックス買いました~
ちょっと、ジャズ漫画の「ブルー・ジャイアント」(石塚真一 作画)っぽいシーン
↓ 練習場所がなく、カラオケ店内で。。見つかって怒られる これは三密も極まれり!
なんといっても秀逸なのが、竹中直人さんのジャズオタクぶり!
数学教師・小澤忠彦(竹中直人)の後をつけていって自宅を覗くと、オーディオルームでサックスを吹く姿を目撃!(でも実は初心者でヤマハ音楽スクールに通っている。。。) ↓
↓ 部屋は防音ドアの専用オーディルームで。ジャズマニアはブランデーグラス片手なのだそうだ(^^♪スピーカーはジャズマニア御用達JBLか?
↓ レコードは決してぞんざいに扱ってはいけない。いちいち白手袋はめて大切に。。
↓ 見てください!この壁のディスプレイ~
ビッチェズ・ブリューに竹中さんの体に隠れてますが、オーネット・コーマンのゴールデン・サークルですよ!かなり硬派のジャズマニアぶりです。
「エリック・ドルフィーのファイブ・スポットは名盤で、トランペットはブッカー・リトルだ」と解説中
↓ 信号機から流れる音がジャズであることを発見(曲名 : Comin' Through the Rye 故郷の空 スコットランド民謡)してから、卓球の打ち返す音や、団地で布団をたたく音にもジャズが宿ることに目覚める。
↓ 地元スーパーの前で演奏して、徐々にうまくなっていく。
↓ そしていろいろと、トラブルありながらやっと迎えた本番です。
↓ 小澤先生も駆けつける (演奏は初心者であることが、生徒にはすでにばれているのだが指揮してほしいと頼まれている)
↓ クライマックスの曲では、トロンボーンやトランペットにもソロパートが・・
↑ 練習してきたハイノートを出すことができる のっかっているのはお守りのねずみ
↓ 観客も先生方も大喜び
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